この言葉が弟を眠れなくしてしまったんです。あなた自身はきっと弟の興奮に、たいして気づかなかったでしょうけれど。城の使者っていうものはとても自分を抑えなければならないんです。でも、弟にとってはそれはやさしいことじゃないんですわ。あなたの相手になるときだって、やさしいことではないんです。あなたはなるほどあなたのつもりでは弟に過大なことを要求しているわけじゃないんでしょう。あなたは使者の勤めについての一定の考えをもっていらっしゃるんだし、それによってあなたの要求を計っていらっしゃるんです。でも、城では人びとは使者の勤めについてあなたとはちがった考えをもっているんですの。その考えはあなたのとは一致するはずがありませんわ。バルナバスが勤めのために身を犠牲にしたとしても、だめでしょう。ところで、弟は困ったことにときどき身を犠牲にする用意があるように見えます。もっとも、バルナバスのやっていることがほんとうに使者の勤めなのだろうか、という疑問さえなかったら、弟のやることに従わないわけにいかないだろうし、それに対して何もいってはいけないでしょう。研磨DVD http://akiya.intelligencemall.net/
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