目指すにあたって、浜田自身、不安をぬぐいきれなかったのがアプリケーションの供給体制だった。
 渡辺和也はあくまで「パーソナルコンピューターではサードパーティーこそがアプリケーション供給の中心になる」と強調し、確かにアメリカ市場でもそうした他人任せのスタイルが中心となっている事実はあった。互換性のあるベーシックを積めば、これまでのマシン用に書かれたアプリケーションはそのまま利用できた。ただしパーソナルコンピューターを仕事の道具として本格的に売り込んでいくためには、ビジネス向けの本格的なソフトが絶対に欠かせなかった。
 その肝心のビジネス用ソフトの開発をサードパーティーに任せきりにしておくことは、あまりにもリスクが大きい。
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